制度名(クレジット種類):
J-クレジット(新潟県)
プロジェクト実施者:
公益社団法人木曽三川水源造成公社
プロジェクトの種類:
森林経営活動
プロジェクト番号:
274
木曽三川水源造成公社 間伐促進プロジェクト~水源の森づくりプロジェクト~
プロジェクトの概要
- プロジェクト名:木曽三川水源造成公社 間伐促進プロジェクト~水源の森づくりプロジェクト~
- 方法論名称:森林経営活動
- 実施地:岐阜県内公社造林地2,497haの森林
- プロジェクト期間:2021年~
本プロジェクトは、東海三県地域の水資源確保や多発する災害対策として、木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)流域の保全と水 の安定供給を目的とした水源地域の森林整備を行っています。
公益社団法人木曽三川水源造成公社は岐阜県、愛知県、三重県を流れる「木曽三川(長良川・揖斐川・木曽川)」上流域の森林(水源林)を整備し、水源の涵養、国土の保全、自然環境の保全等森林の有する多面的機能の持続的発揮を図り、地球環境の保全に資するとともに産業の発展及び住民の安全で豊かな生活に寄与する事を目的として設立された団体です。
公社が管理している森林の一部をJ-クレジット制度にプロジェクト登録し、適切な管理によってCO2の吸収能力が促進されていると認められ、森林吸収系のクレジットが発行されました。
本プロジェクトによって創出されたクレジットの購入資金は森林整備費用として活用し、間伐の促進を図っていきます。適切な間伐が行われた森林には地表まで日光が差し込むようになり、草木が生茂る事で地表に直接雨水があたる事を防ぎ、土砂の流出のしにくい災害に強い森林となります。水源林を災害から守る事は、河川を守り、さらには地域の暮らしを守る事に繋がっていきます。
また、公社が植林を行ってきた森林(スギ・ヒノキ)の多くは現在、利用間伐適齢期を迎えており、間伐し搬出された木材を地元地域供給し活用しています。
間伐材は、住宅の柱材や建築用の合板材、製紙用のパルプ材、バイオマス発電の燃料のチップ材など様々な用途として使用され、地域の暮らしに貢献しています。